
ご挨拶
日本人の平均寿命が伸び続け、団塊の世代も高齢化世代に突入した日本は、これまで経験したことのない超高齢化社会となります。
これを上手に乗り越えていこうとする国の提案が、「地域包括ケアシステム」の推進です。このシステムの最大のポイントは、今までの「病院完結型」から「医療・介護・予防・住まい・生活支援」をシームレスにつなぎ、「要介護状態になっても可能な限り誰もが住み慣れた地域で暮らすこと」を多職種の連携により支援することです。
それを実現する為に当院では、その中核となる「地域包括ケア病棟」と「医療療養病棟」を中心に、「通所リハビリテーション」、「訪問看護ステーション」、「訪問リハビリテーション」および日本人の第2位の死亡原因となっている心臓病をお持ちの方の再発防止や社会復帰を目的として、「心臓リハビリテーション」に注力しています。
詳細は当院の地域連携室へお気軽にご相談ください。
理事長 柿原 宏

「かかりつけ医」とは(定義)
健康についてなんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。
天の川病院の「かかりつけ医機能」
◆当院は、日常行う診療においては、患者の生活背景を把握し、適切な診療及び保健指導を行っています。そのため患者さんが受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し、必要な管理を行います。
◆自己の専門性を超えて診療や指導を行えない場合には、地域の医師、医療機関等と協力して解決策を提供します。(専門医師または専門医療機関への紹介を行います。)
◆当院は、診療時間外も患者にとって最善の医療が継続されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な情報を共有し、お互いに協力して休日や夜間も患者に対応できる体制を構築しています。患者さんの体調不良時等には診療時間外であっても電話等による問い合わせに対応しています。
◆当院は、予防接種や健康診断の結果等に関する健康相談、また介護保険に関わる相談も行っています。
◆地域の高齢者が少しでも長く地域で生活できるよう在宅医療を推進しています。必要に応じ訪問診療や往診に対応しています。